読んだ本
- 大内田史郎『東京建築遺産さんぽ』
- 恩田陸『『恐怖の報酬』日記』
- フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』
- 柳宗悦『民藝とは何か』
- エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』
- 小田達也『見所がわかる茶の湯のやきもの鑑賞入門』
- 尾崎正明(監修)『すぐわかる画家別近代日本絵画の見かた』
- 尾崎翠『第七官界彷徨・瑠璃玉の耳輪 他四篇』
- 平松洋子『夜中にジャムを煮る』
- 五木寛之『金沢あかり坂』
- ロレンス・ダレル『アレクサンドリア四重奏 ジュスティーヌ』『アレクサンドリア四重奏 バルタザール』
『恐怖の報酬日記』:作者の飛行機恐怖症、共感できるところしかなかった。イギリス・アイルランドの紀行文といえば司馬遼太郎の『街道をゆく』を以前読んだが、歴史的背景の解説が多めの司馬遼太郎と風景や情景メインの恩田陸だと、視点も違っていて面白い。
『民藝とは何か』:日本民藝館に行ったので読んだ。やきものの鑑賞にあまりにも疎くて要点を掴めなかったので勉強していきたい……。
『異常【アノマリー】』:あらすじを見てランゴリアーズ的な話かと思ったら全然違った。2021年の世界が舞台になっているので、世界の反応(特に各国首脳)のリアリティ度が高い。現実になってほしいタイプのSF。
『金沢あかり坂』:五木寛之、『戒厳令の夜』しか読んだことなかったので、重量級のゴツめの作品なイメージがあったが、本作は比較的軽め。
『アレクサンドリア四重奏』:2023年に読もうと思っていた本ランキング1位。年がかわる前に読まねばと思って読み始めたが、2巻までしか終わらなかった。アレクサンドリアには当然行ったことはないが、多国の文化が入り混じった都市特有の空気を感じられてよかった。登場人物の思考回路はあまり理解できなかったけれど……