読んだ本
- 恩田陸『訪問者』
- 中島京子『夢見る帝国図書館』
- 錦織一臣(監修・編著)『大人のための水族館ガイド』
- コルム・トビーン『マリアが語り遺したこと』
- 村田沙耶香『丸の内魔法少女ミラクリーナ』
- 谷崎潤一郎『文章読本』
- 佐藤岳詩『「倫理の問題」とは何か』
『夢見る帝国図書館』:子ども図書館には行ったことがないが、上野の方に住んでいるうちに行っておけばよかった。図書館に彩られる人生にもいろいろな形があるものだなと実感。
『マリアが語り遺したこと』:神格化された存在にはやっぱり神性を求めたくなってしまうよね、という点では信徒サイドにも若干の共感を覚えてしまった。読む人によってかなり感想が変わりそうな作品。
『丸の内魔法少女ミラクリーナ』:表題作をはじめ、共感はするけど正視しづらい作品が並ぶ。世の中、心のなかに魔法少女を潜ませて生きている人もたくさんいるのかもしれないなと思うとなもみますね。それくらいで丁度いいんだろうなという気持ちにもなる。
『文章読本』:三島由紀夫に比べるとマイルドだった。文章力は結局のところセンスで決まるという話、谷崎潤一郎にされるとぐうの音もでない……
『「倫理の問題」とは何か』:同著者の『メタ倫理学入門』も読んだはずで、トピック的にはだいぶ被っているはずなのに、ほとんど何も覚えていなかった。倫理学は分野として興味があるので勉強していきたいのだが、散漫に本を流し読む程度では身につかない……。ちらっと紹介されていたロボット倫理学が面白そうだった。